素敵な夫婦を知りました

憧れだった美しい人が天国へ旅立ってしまった。
川島なお美さん。

天女みたいな人。
可愛くて、チャーミングで、本当に小悪魔的な魅力溢れる可愛い人。
そして、なにより賢くて、強くて、媚び売らず、さっぱりしてて、慈愛に満ちた人。
人の内面はその佇まいでわかる、滲み出て隠せない、ということを教えてくれた人。
「美しい」という言葉の代名詞みたいな人。

若さ至上主義な方に、川島なお美さんを見て欲しいほど、年齢を重ねるほど可愛く美しくなっていった人。

私には真似出来ない可愛さ。
本当にワインみたいな人だった。
憧れだった。


数年前にバラエティでスッピンを披露なされていた川島さんに、
私はますます惚れました。
パーソナルな部分をしっかり見抜けたほど、
化粧は内面を良くも悪くもカバーしてしまうんだと知った。
私は彼女の素顔を見て、ああ、私はこの人のこと本当に好きだわっ!って再確認した。


訃報の記事のネットのコメントを見て、
意外にも彼女に対して誤解をしていた方が沢山居たんだと知った。
不思議で仕方なかった。
ネットの書き込みは世間の一部でしかないんだけども。

私の血はワインで出来ている…
とか言ってたけど、そんな言葉からなのかな…。
洒落たリップサービスでしかないのに、違う受け取り方をする人もいるんだなって、残念に思った。

更に、失った今更に彼女を見直して好きになった…という言葉は、赤の他人の私でも悔いが残ってしまう。
聞きたくない言葉だった。



もっともっと、彼女を見ていたかった。
いつか会いたかった。
いや、ずっと画面を通して見ていたかった人だ。
川島なお美さんは私にとって、そんなある意味現実的ではない、夢のような存在だったし、
ずっとそこにいて欲しい、ずっと輝いていて欲しい「憧れ」だったから。

尊敬している先輩と同じ。
仲良くなりたいとか、お友達になりたいとか、そんな存在じゃない。
そんな存在にしたくないんだ。
年を重ねるほど現実が見えてきて、夢から醒めていくばかり。
だからこそ、憧れを抱き続けられるということは、
物凄く貴重で、稀で、尊いものなんだ。
大事にしたいんだ。ずっと。
ずっと夢を見ていたいんだ。
川島なお美さんも、そんな人の一人だった。

だから今も、彼女がもうこの世にいないとは思えない。
最初から画面でしか会ったことがない人なんだから、過去の映像が流れたら、私の中で彼女はまた生き出すんだ。
ずっと生きてる。



彼女の選んだいろんなこと。
尊重するばかり。
命は長さではなく、質だと私も思ってる。
最後まで自分らしくいたいという姿勢に共感するばかりでした。
最期くらい、好きに生きたっていいじゃない。

彼女は余命を聞こうともしなかった。
そこに彼女の決意や意思の強さ、志を感じます。
敬意を表したいくらいカッコイイ。
燃え尽きるまで、最期まで命を使い切った彼女に拍手を送りたい。



遺品を整理していて、彼女の旦那様へのサプライズを知り、
自分は彼女に何をしてあげられたんだろうと泣き崩れた鎧塚さんの記事を読み、
「桜日和」の歌詞を思い出しました。

また、彼女は「君へ」みたいな想いだったのかなとも思いましたが、
それは違うと思いました。

彼女は最期まで、生きていましたから。
それからのことも考えてはいたでしょうが、まだまだ振り返ってはいなかった。
命尽きるまで、今を生きていたから。

「君へ」は、私が病院で書いた曲です。
もしもを考える機会があって、
待合室で、恐怖と不安が私に書かせた歌です。
幸い全く健康で、大事に至りませんでしたが、
宣告に近いシチュエーションは、私に沢山のものを書かせました。

でも今、書けるほど余裕があった証なんだとわかります。
不安とは、想像から生まれるものであり、やはりリアルとは違うんだと。
彼女の生き様を見て、そう思いました。



また、こんな川島なお美さんと鎧塚さん夫妻に憧れてしまいました。
私もこんな風に旦那様を支えたい。
こんな風に仲睦まじく寄り添って生きていきたいって。
側にいたい。一緒に暮らしたい。
それだけで十分な人と、愛し合っていけたらなって。
やっぱり結婚したいって思いました。

子供に憧れたり、女だから確かにこだわってはいたけれど、
ただただ焦ってみたりもしたけれど、
お二人を見て、子供が居ないのも悪くないなって思いました。
むしろ、ちょっといいかも♪って。
だってずっと二人で居られるもの。二人のペースで居られる。
ずっと恋人で居られる。
男と女で居られるもの。

私が若かったらまた別だっただろうけど、
もうアラフォーです。
普通なら親の手から子供が離れて、夫婦に戻り始めるタイミング。
二人を楽しむタイミング。
でも私の場合今からだから、終わったらもうお婆ちゃん。
それもまたいいんだけど、
愛する旦那様と、二人で過ごす時間を優先するのもいいなって…。

自分の子供に会ってみたい。そんな好奇心と、
男の子だったら、旦那様と同じ格好をさせて完璧なミニチュアにして、
その二人の後ろを歩くのが夢だったり、
女の子なら、ママばっかりズルい!ってヤキモチ妬かれるほど、旦那様を取り合いたかったり、
そんな夢はあったんだけれど、
もうアラフォーです(笑)。体力がどんどん無くなってきているんですよね。
子育てを想像するとしんどく思うようになってきたんです。
それよりも、旦那様とふたりで好きなように生きる方が楽しいかもって…。
この年になったからこその、価値観の変化かな。



川島なお美さん、本当に旦那様が好きだったんだってわかるから、
離れたくないよねって、切なくて泣けてくる。
鎧塚さんも川島さんを愛していたのがわかるから、
心配で泣けてきます。

こんなに誰かの訃報で、愛を感じ、憧れが増したことはありません。

彼女の女優魂と生き様に拍手喝采を贈りたい。
そして、エピソードを知るほど、彼女の笑顔を振り返るほど、
深い愛、慈愛に満ちた人だとわかる分だけ、彼女を失ったことが悔しくて泣けてきます。


悲しい告別式ではありませんでした。
感動的な素晴らしい告別式でした。

心からご冥福をお祈り致します。
川島なお美さん、大好きです。