優しいご婦人2人

淋しいから大部屋にしてもらいました。
隣にはご高齢のご婦人が2人。
隣と斜め前に。
ご婦人2人が窓際で、お昼は暑い暑いと言ってます。(苦笑)

咳き込む私に、辛いわね。と、いつも声を掛けて下さります。
「うるさくてごめんなさい。起こしちゃったらごめんなさい。」
「いいのよ。お互い様だから。辛いわよね。」
消灯時間頃から咳が酷くなり、
「昼間沢山寝てるからいいのよ。存分に咳してね。」
と、言ってくださるのです。

この日記を書いていたら、カーテンの隙間から、自分の湿布を差し出し、
「これ、胸に貼ったらどうかしら?少しは楽にならないかしら?」
と、自分の貴重な湿布薬まで下さりました。

なんて優しいカーテン越しのコミュニケーション。
まだ顔を見ていないのに、心は伝わってるコミュニケーション。
ホッとするし、幸せだ。

カーテン越しから聞こえてくる病名は、
命に関わる病名ばかり。
ICUからの患者さん。
人を心配する暇なんてないはずなのに、
同じように苦しんでるのに、
こんな風にカーテン越しに優しさを届けてくれるなんて、
なんて素敵なご婦人達なんだろう。

どうか長生きして欲しい。いつまでも穏やかに健やかに笑顔で。

私もいつかこんなマダムになりたい。


一週間以上苦しめられたお熱、少し下がってきてる気がします。
これからまた深夜にかけて点滴が始まりますが、
毎朝の咽せる苦痛から、早くおさらばしたい。

おやすみなさい。