キーボード鳴らない&スピーカー要らない

模様替えをする度に、機材トラブル(正式には、機材セッテイングミス)が生じる。

ようやく環境が整って、さあやるぞ!とキーボードとマイクのスイッチを入れる。
しかし、ProToolsにキーボードの信号が行かない。
色々考えても限界。

今現在のパソコン環境は、もはやファンと作り上げたお城。
ファンの方々の努力と知識の結晶。
骨董品の域のMac Proのメモリを増設したり、
古すぎて動画配信サイトに対応しておらず、
対応出来る古いChromeのバージョンをみんなで探してインストールして、見事動画を観れるようにしたり、
購入以来、セッティングが分からず鳴らせたことのなかったモニター付属のスピーカーを鳴らせるようにしてくれたり、
先月私のパソコン周りは一気に10年分近く進歩した。


だから、諦めるわけにはいかなかった。


パソコンに入っている Pro Toolsのバージョンも、
古過ぎて私のMacBook Proには新たに入れることは出来なかった。

 Pro Toolsを買い直したら、互換性の問題でこのパソコン周りは全て使えなくなるだろう。

だから、どうしても解決しなくてはならなかった。
故障でないことを祈った。


そして、デビュー当時からお世話になってる、いつだってどこだって動じないエンジニアのポールに電話。
(オーストラリアのポールてはない。)

動転する私に、相変わらず動じず、
呑気でスローな声で、
「まぁ落ち着いて下さい。一つずつ解決していきましょーよー。」
と、色々指導して下さった。

そして、ケーブルの挿し間違いが無いか確認後、
システム環境設定の中の違和感を見つけたところで、
私自身、気付いた。
Pro ToolsのUSBをパソコンに挿すところを、わざわざハブに挿していたことを。

電力量など直接が好ましいことも知ってたし、元々パソコンに接続していたもの。
ケーブルが届かないわけでもないのに、わざわざ遠回りに信号を繋げていた。

結局、故障ではなくセッティングミスによる電力不足なだけだった。

最初のパソコンのセッティングを人に任せると、仕組みを理解していない分、
壁にぶち当たると、一気にお手上げになる。
(セッティングがわからないので、そのままの環境で、別名保存でコピーを繰り返すことで繋げてきた。)

このような自立できてない部分が本当にストレスで、本当に疲れてしまう。
何かある毎に不安で青ざめ、藁をも掴む想いで、人に頭を下げて助けを乞う。

心身ともに疲れ果てる。

安堵で感謝の言葉を繰り返し、あまりに不安だった為、熱を出す。
ストレス熱だ。

気を入れ直して、映画を見たりピアノを弾いてみたりしたが、
やはり、そう簡単に切り替えが出来るわけでもなく、
曲が生まれる気配はない。

だからこうして暇つぶしに日記を書いている。

ファンの皆さんのおかげで、パソコンのモニターのスピーカーが鳴るようになったことで、
キーボードの音までそこから出せるようになり、
キーボード用に用意したスピーカーが不要にもなった。

狭い部屋からまた一つ、物を撤去出来る。

安堵して、スッキリして、疲れた夜。


ありがとう。
頑張ります!