根瘤病

以前から、私の育てているいくつものバラの株を、母に分け与えていたのですが、
やはり鉢植えと地植えでは、育てるのが難しいようで、
他の植物に負けていつの間にかお庭から消えていることが幾度とありました。

そこで、私の育てている親株13株の中から、強いからいつか欲しいと言われていたので、
母の日も近いので、
一番根のしっかりした薔薇で、沢山の蕾をつけている株をプレゼントしました。

子株は1〜2年もので、親株を選定した時の枝を根付かせて作ったもので、
かれこれ20株は生まれたと思います。

お庭の戦場では、そんな子株はまだまだ戦える力はないのかもしれません。
何より背丈が低いので、他の草花の勢いに負けて、
日光の獲得すら難しいと思いますし、とにかく小さいですしね。


そして、20個ほど蕾を付けた10年ものの親株を一つ譲ったのですが、
それを見た母は悲鳴をあげました。

「これ、根瘤病(ねこぶびょう)だよ!」

こんなに花をつけてるのに、病気??
早速ネット検索。

すると、「根瘤病」やら「癌腫病」やらで出てきて、
見栄え的にはそれとしか思えない。

難しい根治治療のブログなど見て勉強したが、
そこには、病気に侵された株を庭に埋めてしまうと取り返しのつかないことになるとも書いてあり、
大きな母の庭が汚染されてしまう恐れがあるため、即日持ち帰ることにした。
同じ空間に置いておくのも恐ろしくなって…。

だけど、この子だけ大きな鉢が足りなくて浅い鉢に植えてたから、根が窮屈だけなのかなと思っていたんですよね。
そして、立派なごつごつした根なので、
これなら地植えにしても負けないだろうと思ったんですけどね。

参考になった記事のお店に問い合わせをし、写真を見てもらいました。

すると、手でボロっと取れるなら癌腫病ですね。
硬くみずみずしいなら根の変形でしょう。
と言われました!

良かった!

結局母には、親株の一番大きな背丈もある株をプレゼントし、
この子は私が引き続き育てることに。
もう少し大きな鉢に入れてあげようと思います。



ですが…他の株で、もっとコブが小さくボロっと取れた薔薇が一株あったんですよね。

それこそ…、やばめ???
それ、コブなのか、土なのか、なんなのかわからないけど…。

何はともあれ、鉢植えだと土を共有することがないので、
大きな鉢へと植え替えて、土を足していく一方なので、
感染した株が入っていた鉢とハサミなどでの媒介以外感染は無いので、まだ楽だよね。


お庭は虫も病気も沢山だから、テラスの無農薬薔薇は、本当に健やかに育っているのかもしれません。

今年も沢山のバラが咲き始めました!

でも今年はみんなストレート咲きだなぁ。
不思議なことに、同じ株の中で、イングリッシュローズみたいにぐちゃぐちゃに咲く花があったり、カップ咲きの花があったりしたんだけど、今年は全部ストレート咲き。

あ、勝手に名付けてるんですが(笑)、写真みたいな咲き方、普通の咲き方ということです(笑)。
いいんだけどね。