大変ご挨拶が遅くなりましたが、皆さん明けましておめでとうございます。
私と言ったら、思いがけない長期休暇を利用して、体のメンテナンス兼ねて病院へ通ったりしながらのんびり暮らしていたのですが、年は明けたので、いよいよ創作のスイッチを入れ始めました。
と言いつつ、日頃から創作を習慣づけていたわけではないので、いつもと同じく、どうやって曲を作るんだっけ???というところから始まっています。
時間があるから作れるのではなく、閃き待ちが9割で、作る気力がなかったら無理やりピアノを触ってもハミングしても出てくるわけはなく、いかに音楽の閃きを呼び起こすかが勝負で、映画を見てみたり、寝るだけ寝てみたり、お庭や部屋を掃除してみたり、料理をしてみたりと、それはそれは試行錯誤しながら自分を奮い立たせようと奔走しています。
しかし、ああ今日も終わってしまったとため息つきながら過ごしています。
そして今日は、夕方いつものようにピアノに向かって色々弾いていたのですが、
あんまり納得いかなくて、ストレスで過食に走ってしまいました。
因みに、昨夜は深夜に75個餃子を作って包んで冷凍していました。
それを今日は合計20個食べて、更にお腹空いていないのにインスタント焼きそばを食べてしまい、
最後は気持ち悪くなってしまいました。
その気持ち悪さが解消されるまで、気を紛らわしたくてツイキャスでファンとお喋りすることにしました。
パソコンの中に学生時代に聴いていたCDが入っていて、どんな曲を聴いていたのかダイジェストのようにピコピコ聴き漁り、懐かしんだりしていました。
気分転換にはそこまではとても良かったです。
しかし、そのうち私の好きな曲を紹介し始めたことで、長い長い夜が始まることになりました。
私ね、ロックが好きなの。こーゆーロックが好きなの。
そうやって学生の頃から忘れられない音楽を並べて紹介していたんです。
そしたら、だんだん気づいてきてしまったのです。自分で。
わかってしまったのです。ある共通点を。
単刀直入に言うと、ロックが好きなのではなく、
そのグルーヴとサウンドが好きだっただけだったんです。
音楽に目覚めてから、かっこいいロックは度々現れ、そしてそれらはずっと忘れずに私の心の中にありました。
ざっと30年かけて集めてきたような感じです。
ただ、その曲たちを並べて聴いたことは一切なかったんですね。
ロック全般が好きな人なら、こんな短時間でここまで同じサウンドを集めるのは至難の技のはずです。
それほど見事に同じグルーヴのサウンドが揃いました。
私は、ロックを追いかけていたのではなく、そのサウンドだけをピンポイントで追いかけていただけだったんです。
私は今夜それに気づく直前まで、ロックをやりたいと言い続け、そしてその先には新しい柴田淳のロックの世界が待っていると信じていました。
でも、知ってしまいました。そのサウンドに惹かれていただけだと言うことを。
最初はあまりに酷似していて涙が出てしまうほど笑いが止まらなくなってしまったのですが、
だんだん、落ち込んでいってしまいました。
深いと思っていた海は、ただの水溜りだったからです。
ロックを全く聴いてこなかったファンでさえ、そのツボ(法則)をしっかりと解明出来てしまいました。
私はそんなファンを柴田淳のロックのツボ「マイスター」と称号を与えました。
そのうち曲の惹かれる構成も学び、それはロックがわからないファンも同様で、
これはもしや、もう私に聞かなくても私の好きな音楽がわかってしまったのでは?
ということになり、
今度は、「ジュンちゃんこれはどうでしょう?」とファンの人がチャレンジしてくるようになりました。
聴いた瞬間、私とマイスター達は、「あ、違うね…。」「あ!合格!」と言えるまでに。
もう私のツボをファンの方に完全に見抜かれてしまったようです。
私は、いつかこのサウンドの曲を一曲作れたら、もうきっとそれで満足するんでしょう。
ですが、法則や構成までファンの人に解明されてしまった今は、作るのも恥ずかしくなってきました。
静かに始まって、導火線に火がついて、爆発!そして更に爆発!
そんな見抜かれた曲の流れを素直に作る勇気です。無いです。恥ずかしいです。
ニヤニヤされちゃうのが目に見えています。
それもまたあえてやる面白さはありますが、私のロックを極めたい夢は、たった一曲で賄える願望だったことは変わりなく、なんだか気が抜けてしまいました。
パンドラの箱を開けてしまったような、、、、
知らない方が良かったような、、、、
本当の自分の姿を見てしまったような、、、、
夢から覚めてしまったような、、、、
サンタクロースを見てしまったような、、、、
もう、「あ!これ好き!」って飛びつく勇気もなくなってきてしまいました(笑)。
マイスター達にニヤニヤされるのがわかるから(笑)。
でもでも、、、私の好きな曲達。本当にかっこいい。
いつかこんな曲をかけたらいいな。
ギターが弾ける人しか作れなそうだけど、こんなサウンドを本当に憧れてきました。
今夜はショックなので、これで寝ます。
人はなるべくしてその姿になり、いるべくしてそこにいるんですね。
ロックがやりたいと思っていたのに、全く道が開けなかったのは、このせいだったんですね。
どーりでーーーーって納得しながら、眠ります。
というわけで、今年もどうぞよろしくお願いします!!!!
3月にはファンクラブイベントを開催します。
その頃には新作が出来上がっているんだなー・・・・(顔面蒼白)。
ファンクラブ会員の皆さん、会えるのを楽しみにしていますね!
とりあえず、その前に新作を作り上げます!