ビルボードライブ中止について皆様へ

いつも応援してくださっている皆様へ

あけましておめでとうございます。

 

新年の挨拶、そして新年早々久々の日記でこんなお知らせをすることになり、大変心苦しく悲しいのですが、

予定しておりましたビルボード大阪、横浜、東京のライブ全公演を中止することに致しました。

楽しみにしてくださっていた皆様、ごめんなさい。

 

緊急事態宣言にかかってない公演もあるじゃないか、と思われる方もいらっしゃると思います。

確かに現時点ではそうですよね。

宣言自体、もっと早目の途中解除の可能性もあって、全公演クリアになるかもしれないし、

終了直前で延長して全公演アウトになる可能性もあります。

このように、どうなるか先行き全く不透明な現状ということ、

ライブ準備がこの宣言期間内で行うということ、

はっきりしない中で本番までモチベーションを保つ難しさ、

何より、この状況下で皆さんを不安な想いを抱かせたまま、交通機関を使って足を運んで貰うことに、私がとても耐えられなくなってしまいました。

 

この決定は、緊急事態宣言が発令された日に、私が決めたものでした。

賛成する方もいましたし、止める方もいましたし、なんとか工夫してやり遂げる案も出ました。

難しい問題ですが、共に挑むミュージシャン、スタッフ、会場、私、それぞれのコロナに対する価値観、警戒心、政府への思い、本当に様々だということを知りました。

そしてそれのどの想いも正しくて、存在して然るべき感情だとも思いました。

 

しかし、ライブは生半可な気持ちでは挑めません。 

その沢山の想いの足並みを揃えて心を一つにして、皆さんの期待に応えられるステージを完成させることは、今の私には余りにもキャパオーバーでした。

 

前回の緊急事態宣言の時も、発令される前に自主的にファンクラブイベントを私自身で全公演中止にしました。

二度にも渡り、この決定を下してしまい、本当に申し訳ございません。

楽しみを二度も奪ってしまい、本当にごめんなさい。

 

皆さんを不安にさせながら、「来てください!」とはどうしても言えませんでした。

もう少しコロナとうまく付き合える世の中になってから、改めて「来てください!待ってます!」と言いたいです。

 

 

 

杜撰な政策に反発したくなる気持ちもわかります。ですが、それで命を落としてしまっては元も子もありません。

私達の憎き相手は政府ではなくウイルスであるということを、今一度忘れてはならないと思っています。

 

 

ビルボードさん、メンバーさん、スタッフ、そしてチケットを求めて下さっていた皆さま、

楽しみにしてくださっていた全ての皆様、本当にごめんなさい。

 

 

 

もっと伸び伸びと楽しめる日が来たら、これでもかってくらいライブをやります!

だからその日まで、どうか生きててください。

一緒に頑張りましょう!必ず会いましょう!

 

新年早々、こんなご挨拶で大変申し訳ないです。

重ねてお詫び申し上げます。

 

そして、遅くなりましたが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

柴田淳